成人予防接種

成人予防接種とは

成人予防接種画像

当院では、成人向けの予防接種として、以下のワクチン接種を行っております。

高齢者向けワクチン

  • インフルエンザワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス・プレベナー20)
  • 帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
  • RSワクチン(アレックスビー)

その他

  • B型肝炎
  • 三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)
  • MR(麻疹風疹)
  • 水痘
  • おたふく

ワクチン接種をご希望される方は、在庫確保のため必ず事前にお電話にてご予約ください。
Webからはご予約いただけません。

※沼津市の「成人・高齢者の予防接種」はこちら

インフルエンザワクチン

ワクチンを接種することで、インフルエンザに罹患しにくくなるほか、万一感染してしまった場合でも重症化を防げるようになります。
日本では毎年12月~翌3月頃の期間にインフルエンザが流行することや同ワクチンの持続効果が約5か月間、また接種後に効力が発揮されるようになるまで2週間程度の期間が必要です。そのため、より効果を高くさせるためには、流行のピークとなる1月よりも前の12月中旬頃までには接種をしていく必要があります。

接種時期に関してはホームページ上でお知らせいたします

肺炎球菌ワクチン

肺炎は、日本人の死因第5位(2017年(平成29年)厚生労働省「人口動態統計」より)の疾患ですが、死亡された方のうち95%以上の方が65歳以上の高齢者です。なお肺炎は免疫力が低下している高齢者や基礎疾患をお持ちの方などに発症しやすく、感染の原因となる病原体(細菌やウイルスなど)も様々ですが、成人が発症する肺炎の多くは肺炎球菌とされています。
そのため多くの自治体で高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種につきましては、公費の一部助成となっています。
この肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎に罹患しにくくなるほか、万一感染してしまった場合でも重症化を防げるようになります。

  PPSV23
ニューモバックス
PCV20
プレベナー20
対象 65歳:定期接種
他の年齢や2回目以降は任意接種
・5年以上の間隔で2回目接種可
・結合型ワクチン(PCV13・15)接種後1~4年以内のPPSV23接種もすすめられる
任意接種
・PPSV23接種歴のある方も1年以上開けてPCV20接種可
・PCV20接種後にPPSV23を追加接種する必要は乏しい
特徴
カバーする血清型
カバーできる範囲が広い
23種類(原因の64%を占める)
免疫記憶は付きにくい
20種類
免疫記憶がつきやすい
効果の長さ 5年程度(5年毎接種) 長期持続
接種方法 皮下注射 筋肉注射
副反応 再接種時に腫れがやや多い 接種部位の痛み、腫れ、発熱がやや多い
費用 【定期接種】2,000円
【自費】8,800円(税込)
【自費】13,200円(税込)

※沼津市の「肺炎球菌ワクチン」についてはこちら

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、主に小児期に水痘にかかり、治まった後も体内(神経節)に潜伏し続けた水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが、体の免疫力低下などで活性化し、神経領域に沿って帯状に皮疹や疼痛の症状を生じさせます。帯状疱疹の発症率は50歳代から高くなり、約7割を50歳以上の方が占めています。
皮膚症状は3週間程度で治まりますが、高齢の方の場合や、痛みが強い場合、痛み(神経痛)は継続し、3か月を過ぎても治らないこともあります。これが帯状疱疹後神経痛と言われています。このようなリスクを避けるために接種するのが帯状疱疹ワクチンです。

帯状疱疹ワクチンは2種類あります。それぞれ生ワクチン・不活化ワクチンと呼ばれています。
当院では不活化ワクチンを推奨しております。

  弱毒生水痘ワクチン
「ビゲン」
帯状疱疹ワクチン
「シングリックス®」
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数 1回 2回(2カ月後に2回目)
接種部位 皮下注射 筋肉注射
帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告) 接種後1年時点:6割程度
接種後5年時点:4割程度
接種後10年時点:
接種後1年時点:9割以上
接種後5年時点:9割程度
接種後10年時点:7割程度
帯状疱疹後神経痛予防効果 接種後3年時点:6割程度 接種後3年時点:9割以上
対象 50歳以上 50歳以上
接種できない方 病気や治療により免疫が低下している方 免疫状態にかかわらず接種可能
接種に注意が必要な方 輸血やγグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量γグロブリン療法を受けた方は6か月以上あけて接種 筋肉内に接種するため血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要
副反応 注射部位の痛みや腫れ、水痘様発疹など 注射部位の痛みや腫れ、頭痛、筋肉痛、疲労感など
利点 安価 高い効果や持続期間
欠点 効果や持続期間は劣る
免疫低下状態では接種不可
高価
2回接種が必要

帯状疱疹ワクチンは対象者の方は【定期接種制度】あるいは【接種費用助成制度】を利用し接種することができます。

  定期接種制度 接種費用助成制度
接種の種類 予防接種法に基づく定期接種 任意接種
対象 ① 年度内に65歳を迎える人
② 60~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害があり日常生活がほとんど不能な方
③ 令和7年度から11年度までの5年間を経過措置としてその年度内に
70.75.80.85.
90.95.100歳となる方
※100歳以上については令和7年度に限り全員対象
沼津市に住民登録があり接種日時点で50歳以上の人
接種券 対象者には接種券が届く 助成を受ける場合は、市の受付をした申請書兼申出書を病院に持参する必要がある。
必ず接種前に沼津市保健センターもしくは戸田分館に申請する
対象外 生ワクチンまたは不活化ワクチンを既に接種完了した方 定期接種対象の方
生ワクチンまたは不活化ワクチンを既に接種完了した方
すでに一部の接種を任意接種として接種した場合には残りの接種について定期接種制度または接種費用助成制度のいずれかを利用できる。
接種期間 令和7年4月1日~令和8年3月31日まで
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン 生ワクチン 不活化ワクチン
回数 1回 2回 1回 2回
自己負担 4,800円(税込) 12,000円(税込)×2 4,000円の助成あり

4,800円(税込)
10,000円の助成あり

14,000円(税込)×2

※沼津市の「帯状疱疹ワクチン 定期接種制度」についてはこちら

※沼津市の「帯状疱疹ワクチン 接種費用助成制度」についてはこちら

RSウイルスワクチン

RSウイルスは、呼吸器感染症の原因となるウイルスです。2歳までにほぼ100%が感染し、生涯にわたって何度も感染します。代表的な風邪のウイルスですが、乳児と高齢者、基礎疾患を持っている方では重症化し、持病の悪化や、肺炎・細気管支炎を引き起こしてしまうこともあります。日本ではRSウイルス感染症によって、年間約63,000人の入院、約4,500人の院内死亡が推定されています。
アレックスビーは60歳以上の方を対象にRSウイルス感染症の発症や重症化を抑える目的で開発されたワクチンです。

ワクチン名 アレックスビー
対象 60歳以上 任意接種
禁忌 製剤へのアレルギー
接種回数 1回
接種方法 筋肉注射
有効性 全体 82.58%
基礎疾患のある人 94.6%
効果の持続 発売2年時点で2年以上
他ワクチン同様さらに長く効く見込み
副反応 接種部位反応 62.2%
発熱2%
頭痛・筋肉関節痛・疲労27~33%
費用 【自費】28,000円(税込)
みらいえ こどもと家族のクリニック
クリニック名
みらいえ こどもと家族のクリニック
院長名
野口 哲平
副院長名
野口 理絵
診療内容
小児科 小児ひふ科
アレルギー科 呼吸器内科 内科
住所
〒410-0055 沼津市高島本町8-29
TEL
055-924-1111
診療時間 日・祝
小児科・小児ひふ科
8:30~12:00
14:00~17:30
健診・予防接種
9:00~17:00
(予約優先)
内科・呼吸器内科・
アレルギー科

8:30~12:00
ご予約
原則予約制
休診日
小児科 日曜・祝日
内科  土曜・日曜・祝日
055-924-1111 Web予約